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2011/08/11

レクリエーション

昨日、9月からディサービスセンターで実習をする学生さんの事前学習指導をしました。実習で取り組みたいことの中に「レクリエーションを体験する」とあったので、

横「これは、自分がレクリエーションをやってみるってことだよね?」

学「(首をフルフルと横に強く振りながら)いえいえ、これは利用者目線なんです」

横「利用者目線でレクリエーションを受ける立場で考えることも大切だけど、同時にレクリエーションをする立場になって利用者のことを考えることも大事だよ」

学「恥ずかしいですから。。。」


この学年では優等生の学生さんです。真面目すぎて、場を盛り上げることをこれまで避けてきた傾向にある学生さんです。こういう学生さんにこそ、頭でっかちの福祉実践ではなく、地に足のついた実践をやってもらいたいと思うんですよね。
レクリエーションは、日常生活のサイクルに楽しみと動きをもたらします。当然レクリエーションを提供する側は、そのときにはエンターテイナーに徹しなければなりません。

誰もが聞き取れるように腹から声を出す。
参加者が楽しめるように笑顔でいる。
初めての人でも分かるように、分かりやすい説明を心がける。

どんなプログラムをするときでも、こういったことは基本です。頭では分かっていても実際にできなければ意味がないということを実習で分かっていただきたいものです。
しかも、どういう対象の人にどんな内容のプログラムを行うのか、その意図は何か、どう進めるのかという計画をプランニングすること、その計画に対して誰にどんな協力を打診するのか恊働の実際を学ぶのもひとつの勉強です。

よく実習の講義で話すのですが、”準備八割実践二割”は福祉援助でも何でも基本ですからね。
今日か明日にまたその学生さんの個別事前学習をするので、改めてレクリエーションを”する”立場で実習をすることを徹底させようと思います。
失敗してもいいんですよ。実習ですから。やって失敗するのとやらないで失敗するとでは大きな違いがあります。どうせならやって失敗する道を進んでほしいものです。

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